さんさんくど(三々九度)
結婚式で神酒をいただく儀式のこと。三度を三度重ねることで、縁起がよいとされる陽数(奇数)の一、三、五、七、九の中でも一番大きな九という数字になることから、年を重ねて、幾久しく、家庭が続くようにと願ったもの。夫婦固めの盃ともいわれています。
このほかに親子固めの盃、親族固めの盃など、お酒によって家族関係を「固める」のが日本の結婚式の特徴かもしれません。
お酒はもともと先祖の霊や神を祀るためにつくられてきました。そして集った人々がまず神様に供えた後、みんなで一緒に飲むことで神様に近づくという尊い考えが生まれました。
そしてサケは「栄え水」から、サカエ、サケエ、サケと変化をしたという説もあります。
ちなみに当若宮八幡社は名古屋市中区栄に鎮座しています。まことにおめでたいサケを皆々様笑顔で召し上がっていただきたいものです。
若宮八幡社
宮司
副野 均